色素体の変わる能力が、植物の多様な生き方をどのように支えているのか?

プラスチド相転換ダイナミクス

領域の目指すところ

白色体、有色体、葉緑体...植物細胞特有のオルガネラ「色素体」は、
植物の一生の中で、色や姿かたち、機能をさまざまに変化させます。
いっぽう植物細胞自身も、さまざまな細胞に分化し直す能力(分化可塑性)をもちます。
この両者の関係はどうなっているのでしょうか。
本研究領域では、色素体の変わる能力が、植物の多様な生き方をどのように支えているのかを追及します。

領域代表:小林 康一(大阪公立大学)

可塑的分化調節

Project

Poject A01
プラスチド相転換を制御する因子の機能解析

細胞の分化状態を変化させた際の、細胞と色素体の協調的な相転換を引き起こす分子機構の解明を目指します。

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Poject A02
脂質駆動によるチラコイド膜形成過程と葉緑体分化機構の解明

チラコイド膜の形成がどのように起こり、それが植物細胞の葉緑体分化決定メカニズムとどう関わるのかを明らかにします。

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Poject A03
イネ科植物の組織分化転換における色素体の制御機構の解明

色素体の分化状態を規定する因子の特定およびメカニズムの解明と、植物器官の人工培養技術への応用を目指します。

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Poject A04
色素体の崩壊とゾンビ化のメカニズム解明

病原菌による色素体の崩壊・ゾンビ化の多細胞間制御メカニズムを明らかにし、その知見を植物の病害抵抗性の向上につなげることを目指します。

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